世界観・用語集

今から約300年後、世界は資源不足に陥り、土地や莫大な資源を欲していた。そうして、各々の欲求がぶつかり合い、長い長い戦争が行われることとなってしまった。
そんな中、科学の進歩が他の国々より進んでいたエタニティ共和国は、この戦争を勝ち抜くための確実かつ、多くの兵器を求めていた。一つ二つの、只の核兵器じゃこの広い世界は自分らのものになってはくれない。それならば、子供を兵器に変えてしまえば。と言う案が研究所内で飛び交った。エタニティ共和国は子供の人口割合が多く、総人口の大凡7割を占めていた事により、其の案は瞬く間に広まり、可決されることとなった。

それからは、国中の子供達は国内で最高レベルの科学技術を持つ研究所へ集められ、約3年。ネバーランドと呼ばれる戦争に特化した異能を持つ子供を開発することに成功し、其れに加えネバーランド研究所及び研究所の附属保護施設にネバーランドを保管することに成功したのだ。だが、強制的に研究所に連れてこられてしまった子供達は、不満を抱き、恐怖心を覚え、この研究所を出るべく、君たちと協力するのだ。

ネバーランド

 POINT

・研究によって遺伝子組み換えをされた人間兵器・二十歳まで生きられない
・研究所内では異能力を制御する首輪を着用する義務がある

ネバーランドとは、研究により戦闘に特化した子供たちのことを指す用語。研究所内では実践訓練及び強化訓練を受けるとき以外異能力を制御するような首輪がつけられていて、凡そ2割ほどの力しか使えなくなっている。また、無理に外そうとしてしまうと、警報が鳴り失神してしまうほどの電流が流れる仕組みになっている。また、ネバーランドは研究員からはNRと呼ばれ、二十歳になる前に例外なく死んでしまう。原因はよくわかっていないが、実験による遺伝子組み換えの影響が強いと言われている。一人ひとりに4桁の番号がついていて、強化訓練や実戦訓練を受けると順位によって番号が変わる場合も稀にある。

異能力

 POINT

・戦闘特化の能力であるほど、優遇される
・使えば使うほど、自分の寿命は削られていき、大人になるまで死んでしまう。
・個人で僅差はあるが、必ず何かしらのデメリットがついて回る。

異能力とは、研究によって生まれたネバーランド達が『悪魔の兵器』と呼ばれる理由である、常人じゃ絶対的に不可能である事が出来るということ。ただ、異能力には個人差が有って、治癒系のものもあるが、戦闘で使えたり、第三者にも影響をきたしたりするものもある。この国、少なくとも研究所や育成保護所では、より強く戦闘向きである異能が重宝され、優遇される。戦闘に役に立たなかったり、テストの基準を満たしていないと研究員や職員からは白い目で見られ、劣等生のレッテルを貼られる。諸説あるが一説では架空の動物から遺伝子を取って組み換えたのではないかと言われるほど異能は珍しく、そしてエタニティ共和国の国民からは希望の光であるようだ。

エタニティ研究所

 POINT

・ネバーランドを開発した研究所
・ネバーランドに関しての重要資料が保管されている
・ネバーランドを人として扱ってはいない。

エタニティ研究所とは、エタニティ共和国で、随一他国より進歩した科学技術を持っている研究所。ネバーランドの製造元。ネバーランドについての研究をメインに取り扱っていて、ネバーランドに関しての莫大な資料が保管されている研究所なので警備はかなり固い。ガラス張りのドーム型建造物で、異能力を使っても割れない特殊加工のガラスを使用している。ネバーランドを格下に見ているところがあり、あまり友好的ではない。

ネバーランド育成保護所

 POINT

・エタニティ研究所とつながっていて別館のようになっている。
・戦闘訓練ができるようになっているので、多くの武器や核兵器が厳重に保管されている。
・部屋などは5人で一部屋、少ないところで二人一部屋などになっている。

・月1回のテストで赤点とみなされた場合、地下室送りになってしまう。

エタニティ研究所の附属保護施設。別館と本館のように繋がっており、実戦訓練や強化訓練ができるようになっている。衛生環境は最高レベルで良く、また部屋もきれいで充実しているも、月に一回行われるテストで所謂赤点を取ってしまうと、地下室送りになってしまう。地下室には様々な拷問器具、核兵器、武器などがあり、しばらくの間実験台として使われたり、酷い場合は軽い拷問を受ける羽目になってしまう。部屋などは最低二人一部屋、最大5人一部屋など、1人になることがないように設計されている。食事などは全員で摂り、1日2食、それ以外では水以外口に入れてはいけない。